デリケートゾーンを気にする女性の中には、「この悪臭はすそわきがでは?」と不安を抱えている方々もいるようです。今回は「すそわきがの人はどんな臭いがするのか?」という疑問の答えを中心に、デリケートゾーン周辺に漂う異臭について解説をしていきます。

すそわきがの臭いは「人それぞれ」です!

すそわきがの臭いは、人によって大きく異なります。

・ネギのような刺激臭
・クミン(香辛料)のような臭い
・納豆のような腐敗混じりの臭い
・鉛筆の芯のような変わった臭い
・ブルーチーズのような臭い
・ワキガの臭い

これだけ幅広い臭いが生じるすそわきがは、「悪臭の強さと原因」で判断すべき疾患となります。臭いの種類がどんな内容であっても、周囲を不快に陥らせるほどの悪臭を放つ人は、ワキガ傾向が高い体質と言えますので、エチケットのひとつとして入念なケアを行ったり、専門医への相談をすべきと言えるでしょう。

「酸っぱい臭い」はすそわきがではありません!

デリケートゾーン周辺に漂う「お酢のような臭い」は、膣内を酸性に保ってくれているデーデルライン桿菌という乳酸菌によって生じる香りです。

膣から出てくるおりものには多少なりともデーデルライン桿菌が含まれているため、「デリケートゾーン周辺に酸っぱい臭いが漂うこと」は健康の証となります。

これに対してすそわきがの皆さんは、乳酸菌の臭いに「汗によって繁殖した雑菌の臭い」がプラスされることもあるため、結果として「何とも例え難い酸性の異臭」が生じるようになるのです。

臭いに対する感覚は人によって大きくことなる部分となりますが、「ただ酸っぱいだけなのか?酸っぱさと異臭がミックスされているのか?」という角度から判断していくことが確実性の高いすそわきがチェックに繋がると言えそうです。

ワキガとすそわきがの臭いは同じなのでしょうか?

ワキガとすそわきがは、「臭う場所が異なる」というだけではありません。すそわきがの場合は、おりものに含まれる乳酸菌や恥垢によって繁殖した他の菌によって独特の臭いが生じるため、「ワキガ以上に変な悪臭がすること」が多いとされています。

また脇周辺にたくさんのアポクリン汗腺を持つ人は、「陰部よりも脇の方が臭いが強いこと」もありますので、この2つのパーツは「必ずしも同じ臭いではない」という点を頭に入れておいた方が良いと言えるでしょう。

膣内からさまざまな分泌物が出てくるすそわきがは、ワキガと比べて「表現し難い臭い」になる傾向が高いようです。

人間の体臭は日々変わるもの!

人間の体臭は、食習慣やホルモンバランス、体調によって大きく変動します。特にデリケートゾーン周辺の臭いは、月経周期に左右される傾向が高いため、時期によっては「全く悪臭出ないこと」もあるのです。

また前日に玉ねぎやネギ、香辛料、肉類などを食べると、翌日の汗や排泄物にも臭いが移ることもありますので、重篤なすそわきがに悩まされている皆さんはミネラル分たっぷりの野菜を中心とした食生活にシフトした方が良いと言えそうです。

おりものの状態がおかしい時には性感染症を疑って!

おりものの色が「乳白色または透明以外」となり、生臭さや腐敗臭などを漂わせている場合は、クラミジア感染症や細菌性膣炎になっている可能性があります。

また異臭と共にデリケートゾーン周辺のかゆみやただれが生じている場合は、トリコモナス膣炎や膣カンジタ症の可能性もありますので、「陰部の異常が臭いだけではないこと」に気付いた時には、なるべく早めに婦人科専門医に相談するようにしてください。

まとめ

すそわきがの疑いに繋がるデリケートゾーンの臭いは、ひと言で表現できないほどの多様性があると言えそうです。婦人科ではデリケートゾーンの臭いに関する相談も受け付けていますので、子宮頸癌などの定期健診の際に質問してみても良いでしょう。